初心者による初心者のためのブルグンド王国

本章の登場人物

lothar2.jpg lothar4.jpg アラゴン王・神聖ローマ皇帝Lothar anna.jpg 妻Anna poppo2.jpg 元帥Poppo III世(前皇帝Poppo II世の長男)

これまでのあらすじ

帝位を継いだHeinrich VI世は、教皇の呼びかけに応じ、ハンガリーへの十字軍を成功させ、ハンガリーはカトリックの王国として再出発を果たした。今回の話は少し時代をさかのぼって始まる。

ポメラニア=ホルシュタイン戦役 (1329年)

――1301年、皇帝の座についたAdalbertは弟Lotharにアラゴン王位を譲り、帝国の運営に邁進していた。

anna.jpg ねぇ、あなた。
lothar2.jpg 何だい?急に。
anna.jpg あなた、アラゴン王に就けてもらったのよね。
lothar2.jpg ああ。皇帝の計らいでね。
anna.jpg おめでとうございます。
lothar2.jpg ……何だ?不服そうだな。
anna.jpg そうよ、あなただけ、ずるいわ。
lothar2.jpg ずるい?
anna.jpg そう。私の父はルーシとルテニアの王、母の父はデンマークとポーランドの王だったの。
lothar2.jpg それで、何が言いたいんだい?
anna.jpg 私も王になるの!そう皇帝にお願いしたわ。
lothar2.jpg はっはっは。女がそう簡単に王座に就けるものかね?
anna.jpg そうかしら?皇帝は言っていたわ。ポーランドでは王位を巡って内乱が起こっているそうよ。
lothar2.jpg !!
anna.jpg ええ、皇帝はそれに介入して下さるらしいわ。

皇帝Adalbertは弟Lotharの妻Annaの請求権を主張して、ポーランド内戦への参戦を宣言した。戦争の結果、Annaはポーランド女王として即位したのだったが、女王の即位に納得しない者も多かったという。これ以降、帝国はデンマーク=ポーランドへ介入する姿勢を強めていくこととなるのであった。
 
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1317年、ポーランド女王Annaは63歳で死去し、次男のAdamがその跡を継いだ*1。この頃、Adamの父Lotharは神聖ローマ皇帝Heinrichの後継者としてその地位を確実なものとしており、父子によるポーランド王国、神聖ローマ皇帝の支配は将来の両国の統一を予感させるには充分だった。
 
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ところが、1322年、海上十字軍の混乱を突いたデンマーク王Hansはポーランドに侵攻、再度ポーランドをその支配下に置くとともに、Lotharの息子Adamをデンマークのフュン島に封じたのだった。この処遇はAdamの父、皇帝Lotharから見れば一種の「島流し」のように映った。実際のところ、これは一種の誤解であり、Adamはポーランド王時代からフュン島を領有していたし、デンマーク王は実際にはAdamを重用していたのだったが、ポメラニアとの戦争に際してAdamがポメラニア王の捕虜に取られると、Lotharの怒りは頂点に達した。1324年に授福帝Heinrichが77歳の生涯を閉じると、Lotharがその跡を継ぎ、これにより神聖ローマ帝国とデンマーク王国の対立は決定的となった。帝位に就いたLotharは長女Idaの請求権を主張してデンマーク=ポーランドを攻撃し、瞬く間にポーランドを支配下に収めたのだった。
 
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ポメラニアが独立戦争に勝利し、独立諸侯となっている。
Adamがポメラニア王に捕らえられたのはこの戦争での出来事であったようだ。

 
poppo2.jpg 皇帝。ポーランドの獲得、おめでとうございます。
lothar4.jpg ありがとう。だが、まだ何も解決してはおらん。
poppo2.jpg 何も……、ですか?
lothar4.jpg そうだ。わが息子Adamは未だポメラニアの牢獄に繋がれたままじゃ。不憫でならぬ。
 
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poppo2.jpg その通りです。早急にポメラニアへの攻撃を準備せねば……。
lothar4.jpg 駄目だ。左様なことをしてAdamが殺されたらどうするのだ?
poppo2.jpg それは……。
lothar4.jpg それに仮に首尾よくいったとして、Adamがフュン島に戻るのでは幽閉されたままも同然のこと。
poppo2.jpg ……でしたら、デンマークを攻撃してはいかがでしょうか?
lothar4.jpg デンマークを?どういうことだ?
poppo2.jpg Adam様の主君はデンマーク王でしたね。
lothar4.jpg そういうことになっているな。不本意ながらね。
poppo2.jpg ですから、デンマーク王を打倒して、帝国の版図に加えてしまいましょう。
lothar4.jpg それでどうなるというのだ?
poppo2.jpg ポメラニアもまさか帝国に歯向かいたくはないでしょう。
lothar4.jpg 開放がならなければポメラニアも攻めればよい訳か。
poppo2.jpg まぁ、そういうことです。
lothar4.jpg 全軍に告げよ。我々はデンマークを攻略するとな。あの土地は我が子Hessoが領すことになろう。
 
すでにポメラニアとの戦争に疲弊していたデンマークは殆ど抵抗を示すこともなく、神聖ローマ帝国軍によるデンマークの占領はただ静かに進んでいった。戦争の結果、皇帝Lotharの三男、Hessoがデンマーク王に即位した。

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デンマークの降伏から時を経ず、次男Adamは牢獄から救出され、ブランデンブルク*2を与えられた。

「ポメラニア王」

今プレイでのポメラニアの領主はほとんどがポーランド文化の人物です。ところが、当時の当主、Tomaszは例外的にデンマーク文化に属していました。ポメラニアは公級の領地なのですが、当主の文化が北方系の文化に属している場合、独立の公国は「小王国(petty kingdom)」を名乗り、当主は「King」と表示されます。(文字面がKingとなるだけで、肖像はそのままですし、枠は王の金色ではなく公の青色が用いられます。)
 
今回の「ポメラニア王」のように当主の文化が入れ替わることで「duke」だったものが「king」になるなどすることがあり、この仕様を知らないと混乱の元になるかと思います。これを利用することで、「サルディーニャ王」や「グラナダ王」といった歴史的な名称をゲーム内で実際に名乗ることができる……かも知れません。


 
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*1 長男のSiegmundは既に世を去っていた。
*2 Lotharの戴冠時にブランデンブルク公が独立した経緯から請求権を獲得しており、ペナルティなく取り上げることができた。

添付ファイル: fileresult.jpg 266件 [詳細] filepoland2.jpg 272件 [詳細] filepoland.jpg 275件 [詳細] filepoppo2.jpg 296件 [詳細] filelothar4.jpg 278件 [詳細] filelothar2.jpg 270件 [詳細] fileanna.jpg 295件 [詳細] fileadam2.jpg 297件 [詳細] fileadam.jpg 257件 [詳細]

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Last-modified: 2015-01-13 (火) 20:25:17