初心者による初心者のためのブルグンド王国

本章の登場人物

gerlach.jpg 神聖ローマ皇帝Gerlach。前帝Dietmarの長男。 bosonvald.jpg 皇弟Bosonvald ermengau.jpg Ermengau de Comminges元帥 oberto.jpg 傭兵隊長Oberto

これまでのあらすじ

神聖ローマ皇帝Dietmarはトスカーナを獲得するとともに、イベリア半島へのイスラム教徒のジハードを撃退し、逆に大西洋岸に残っていたイスラム領を排除し、レコンキスタを完成させた。

Gerlach冷酷帝 (1356年)

紳士帝と称されたDietmarは1354年に68年の生涯に幕を閉じた。
帝位は皇帝の遺言に沿って長子のGerlachに受け継がれた。

ermengau.jpg 皇帝!
gerlach.jpg おお、元帥ではないか。
ermengau.jpg スウェーデンの平定を完了してまいりました。
gerlach.jpg 素晴らしい。ご苦労であったな。
ermengau.jpg それで、なのですが……。
gerlach.jpg どうした?
ermengau.jpg この軍勢を率いて十字軍としてハンガリーに攻め込みたいと思うのです。
gerlach.jpg 駄目だ。
ermengau.jpg どうしてです?教皇聖下からも参加を促す催促が届いています。
gerlach.jpg 分かっておる。だが、まだその時期ではないのだ。
ermengau.jpg 怖いのですか?Heinrich帝のやり方を踏襲すれば、充分に勝機はあります!
gerlach.jpg 勝つにはもちろん勝つだろう。だがな……。
 
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gerlach.jpg ハンガリー王国唯一の請求者は既に70歳と高齢だ。
ermengau.jpg それがどうしたというのです?
gerlach.jpg 彼女を女王としたところですぐにまた侵略されてしまうのが関の山だ。
ermengau.jpg しかし!キリスト教諸侯は既にハンガリーに向かっています!見殺しにするというのはあんまりです。
gerlach.jpg 彼女が亡くなりさえすれば、十字軍の成果として王国は帝国の版図に入る。
ermengau.jpg 死ぬのを待つというのですか?まったく血も涙もない……。
gerlach.jpg そうしなければ、あの地を守り切ることはできないのだ。
ermengau.jpg ああ、なんということだ……。
gerlach.jpg 大きな成果の前には小さな犠牲は受け入れなければならないのだ。
 
デンマークの王女で母方の祖父にハンガリー王を持つRikissaはハンガリー王国最後の相続人であった。
彼女が1354年6月に死去すると、それを待っていたかのようにGerlach帝はハンガリーへの十字軍への参戦を表明した。
神聖ローマ帝国軍は黄金のオルド領を短期間のうちに占領し、戦争には終止符が打たれた。
 
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ハンガリー、ポーランド、リトアニア、クリミアの4面作戦で占領を進めていく。
黄金のオルドの軍勢は総勢6万程度と、徐々に減少してきているようだ。

 
戦争の主人公であったGerlachは、それでも賞賛を浴びることはなかった。
参戦を渋り、最後に漁夫の利を得る形でハンガリーを獲得した皇帝は人々に「冷酷帝」と罵られることさえあったのだった。
ハンガリーの王冠は弟Bosonvaldに与えられたが、このことも人々の反感を助長したのかもしれない。
 
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Gelrachは父のDietmarの長男でありった。即位の10年以上前から時期皇帝としての地位を固めていた。
これが彼の支配者としての彼の絶対的な自信に繋がっていた。皇帝となることは当然であるとさえ考えていたかのようだった。
ところが、長年の選挙王制に親しんできた諸侯たちからは世襲制への移行に反発する思いも少なくなかった。
そして、それが現実となることとなる。
 


 
――1356年8月。

bosonvald.jpg 兄上!大変です!
gerlach.jpg どうした?ハンガリーで反乱でも起こったのか?
bosonvald.jpg いえ、それどころではない問題です。
 
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bosonvald.jpg セビリア公のEckhardが反旗を翻したのです。
gerlach.jpg どういうことだ?
bosonvald.jpg 帝国への年長者相続制の導入を主張しているようです。
gerlach.jpg なるほど。彼は年寄りだからな。
bosonvald.jpg 問題は、ブルグンド、デンマーク、ロレーヌが蜂起軍に加わったということです。
gerlach.jpg それが何だというのだ。
bosonvald.jpg 敵方は約6万の軍勢を抱えているのに対して我が軍は総勢4万に過ぎません。
 
army.jpg army2.jpg
 
gerlach.jpg まずいな。
bosonvald.jpg それだけではありません。我が領土は反乱勢力によって分断されているのです。
 
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gerlach.jpg これでは、軍勢を集めること自体が困難だな。
bosonvald.jpg ええ、参りました。我がハンガリー領も戦後の混乱下でまだ僅かな軍勢しか供出できません……。
gerlach.jpg 戦後のこのタイミングを狙ったということか……。
ermengau.jpg 皇帝。ここはぜひ、私に作戦をお任せ頂けないでしょうか?
gerlach.jpg もちろんだ、元帥。何か手があるのか?
bosonvald.jpg こんな状況で何ができるというのです?
ermengau.jpg 遠国の軍隊の召集は控えましょう。
bosonvald.jpg ただでさえ我が方は寡勢だというのに?
ermengau.jpg ええ。代わりに、傭兵を雇うんです。
gerlach.jpg 傭兵を?
ermengau.jpg 敵方と比べ、資金面では決定的に我々が有利です。
gerlach.jpg なるほど。
bosonvald.jpg 確かに、これを使うしかないでしょうね。
 
oberto.jpg 陛下。傭兵隊長のObertoです。
gerlach.jpg 良くぞ参った。頼もしいな。よろしく頼む。
ermengau.jpg さっそく、今回の作戦なのだが……。
oberto.jpg 敵方の領地も分散しています。敵方の軍隊が集まって連動した行動を取る前に叩きましょう。
ermengau.jpg 叛乱軍の領地は我が首都シュトゥットガルト近傍にも存在します。
oberto.jpg そうだな。まずは傭兵でロレーヌを攻めるとしようではないか。
 
de Comminges元帥と傭兵隊長Obertoはシュトゥットガルトに約2万の軍勢を集め、檄を飛ばした。
戦の準備もそこそこに行軍を開始した神聖ローマ帝国軍は瞬く間にロレーヌに到達した。
叛乱軍は総勢5万を超える軍勢であったが、散開する軍隊は個々に撃破されていったのだった。
  


 
皇帝Gerlachはハンガリーの獲得、大規模な叛乱の鎮圧など大きな功績を残したが、病に倒れ、41歳で死去してしまう。戦場での傷が影響したとも伝えられる*1
僅か5年の治世であったが、その中には十字軍、叛乱の鎮圧と中身の濃いものだった。しかし、Gerlachは「冷酷帝」と称され、必ずしもその評価は高くない。
 
 

十字への参戦と終結後処理

他国の戦争に中途参戦することは、宣戦を布告し新たな戦争の端緒を開く場合と異なり、すでに召集してある軍隊を抱えながらでも実行できます。十字軍は一般に長期間に及ぶ戦争となる場合が多いですから、並行して進めたいほかの戦争がある場合、そちらを優先し、戦争がひと段落したところで十字軍への参戦を表明することが効率的です。
 
十字軍に勝利すると膨大な領土が得られます。カトリックに該当王国の請求権を保有する人物がいる場合、その人物が王位を獲得することになりますが、十字軍は「請求権を主張した戦争」ではありません。このため、相続されない請求権は、それを持つ人物が十字軍の遂行中に死亡した場合であっても相続されません。(通常の請求権を主張した戦争の場合は特例的に相続されます。)ですから、状況に応じては請求権者を暗殺する等の方法で自陣営に有利な結果に導くことも可能なのです。(今回は高齢の請求者だったので死去を待ちました。)

叛乱への対処

叛乱への対処の最も難しいところは、敵側の軍勢が自陣領地内に散開しやすいことです。これは、各個撃破するチャンスではありますが、逆に自らの軍勢を集合させることが困難になる要因でもあります。傭兵はまとまった兵力を首都に一挙に召集することのできる便利な方法です。傭兵は長期間運用すると非常にコストが高くなりますが、短期決戦であればそれほど高コストではありません。このため、散開する敵を個別に掃討する段階までは傭兵を用い、その後、封臣の軍隊を徴兵し、包囲戦に移行していくのが効率的な戦い方だと思います。

キャラのステータス

Gerlach, Emperor of Holy Roman Empire(Elusive Shadow)
外交4 戦術9 管財9 謀略18 学問9
Cruel Just Brave Humble Deceitful Patient

皇帝となったGerlachですが、低い外交値とCruel(冷酷)による封臣のopinionへのペナルティがあります。
Just(公正)とBrave(勇敢)がopinionの補正はカバーしてはいますが、このことが叛乱に繋がった可能性もあります。

Bosonvald, King of Hungary(Brilliant Strategist)
外交7 戦術19 管財7 謀略10 学問4
Patient Cynical Gregarious

異母弟Bosonvaldは皇帝のただひとりの弟でした。名前のBosonvaldは本プレイで唯一独自に命名したものです。
当時は未成年で十字軍自体には参加しませんでしたが、ハンガリー王位に就くと高い戦術値を発揮して、各地を転戦しました。


 
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*1 illは壮年のうちはさほど危険なtraitではありませんが、woundedなどと組み合わされば話は別です。

添付ファイル: filewar.jpg 295件 [詳細] filehungary.jpg 295件 [詳細] filemap.jpg 293件 [詳細] fileclaimant.jpg 276件 [詳細] filerevolt.jpg 253件 [詳細] filearmy2.jpg 257件 [詳細] filearmy.jpg 244件 [詳細] fileoberto.jpg 241件 [詳細] filegerlach.jpg 290件 [詳細] fileermengau.jpg 270件 [詳細] filebosonvald.jpg 268件 [詳細]

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Last-modified: 2015-01-22 (木) 22:36:00