Deus Vult!
女王Marthe †

先代イェルサレム王の庶子であったMartheは
王の生前より傑物として知られていて、王の死後すぐに諸侯の前でこう説いた。
”無能なものに、異教徒の脅威ににさらされているこの国を収めることはできません。
私は男ではありませんが、無能でもありません。
諸侯よ、私はここで、この国の王位を請求します。無能な男を選ぶか、私を選ぶか。二つに一つです。”
多くの諸侯はこれに納得しMartheを支持、彼女の兄で王位継承者であったJeanに反旗を翻した。
戦力的に劣勢であったJeanは、Martheに決闘を申し込むもやぶれ、
彼女の手によって命を絶たれた。しかし、彼女の顔にはJeanによって一生消えない傷跡が残された。
治世前期 †

(1127年, Marthe即位時のイェルサレム王国。
南方には後200年にわたって覇権を争うことになるファーティマ朝、北方にはルーム、
そして図外東方には巨大な本家セルジュークが。異教徒に囲まれている。)
即位まもなくして彼女は現地のレバント人文化に同化する同化政策を推進。
また、ビザンツ皇帝の末弟と婚姻を結び、ビザンツ帝国との同盟関係を樹立する。
1130年に、教皇Honorius二世によって、アンダルシア王領への十字軍派遣が宣言されると、直ちに参加を表明し、1138年にはアンダルシア王位と王領を獲得する。


(西地中海、家臣がいつの間にかトゥールーズ公領を獲得していたためこちらもイェルサレム領に。)
この後、1150年にはファーティマ朝のイェルサレムに対するジハードを退けた。

(1152年頃のMarthe。なぜか二つ名は”残酷女王”
レバント文化に転向したことと、多くの私生児がde Jerusalemだったので家名を変えようと試行錯誤していたときです。最終的にal Ilyaで落ち着きます。)
つづく
Deus Vult!/女王Martheの治世2、聖女Muzhdah