Legacy of Romeアナウンス

ニューヨーク―2012年8月28日―Crusader Kings II: Legacy of Romeは、高く評価された戦略/RPG、Crusader Kings IIの芳醇な暗い世界に、一服の熱く、薫り高い地中海の新鮮な空気を吹き込む、新しい拡張セットである。ビザンチン帝国はParadox InteractiveとParadox Development Studioから新しい拡張セットという優しい思いやりを享受している。これはゲームに豊かな新たな特徴を加え、Crusader Kingの栄光を築き上げることだろう。

ビザンチンの豊かな政治において、きみは派閥闘争をおこなう偏屈で不機嫌な家臣たちを見出すだろう。彼らはきみの支配に対する叛乱では徒党を組むだろう(彼らはより賢くなっているのだ)!有り難いことに、きみの将軍たちは彼らに対抗できるよう改善されている。Legacy of Romeは指導者の焦点(Leader Focus)を導入しており、将軍たちのスキルはいままでよりもずっと重要である。もしきみが(I)有能で(II)きみを湖で溺れさせる陰謀を持っていない将軍を持っていたなら、この有用さが証明されるだろう。

豊かな新要素のことを話すのなら、富について話すことにしよう!きみはコンスタンチノープルのあの惨めで年老いた大司教に頼る代わりに、まさにきみ自身の正教の大司教を任命することが出来るだろう。さらに、きみはきみの家臣たちに徴兵の命令をする場合もはるかに大きな支配力を持つだろう。それにもちろん、新たな、ビザンチンに特有のイベントや決断に耽ることも。きみはきみの摂政に絶大な権力を与えなければならないだろう。なので、いまや彼らに対する自己改善の陰謀(Self-Improvement ambitions)があるのは良いことだ!これはほとんど、あたかも王国のあらゆる人間がきみを打倒しようとしているわけではないということを意味するだろう。

ローマ帝国の最後の一息がきみの手の内にあるのだ、親愛なる指導者よ。台無しにされぬよう。

このCrusader Kings IIへの第二拡張セットは2012年第4四半期に、すべての主要なデジタル・ダウンロードサイトにて販売予定。小売価格は9.99USDになる予定。

Crusader Kings II: Legacy of Rome 主要な要素:

  • 新たな派閥システム:きみの力を増大させ、ライバルを引きずりおろすため、王国の派閥に参加し、党派におけるきみの同盟相手を活用しよう。
  • 常備軍の設立:きみはいまやきみの領土に常備軍を持つための随員を使用することが出来る:その規模は技術によって決定される。
  • 派閥叛乱の経験:もはや簡単に鎮圧出来るような叛徒ばかりではない。不満を持った家臣たちはいまや彼らの派閥を通じて、きみの支配にたいして叛乱するために一致団結するようになった。
  • 正教の大司教の任命:正教の王国や帝国はコンスタンチノープルの大司教に依存する代わりに、いまや彼らの宗教指導者とその力を支配することが出来るようになった。
  • 動員の効率化:きみはつねにきみの直接の家臣から単一の、より大きな徴兵を徴集することが出来るだろう;もはや陪臣たちの評価を気にする必要はなくなった。
  • 戦闘における指導者の焦点:きみの将軍たちを賢く任命しよう。彼らのtraitやスキルはいまや戦場において生きるか死ぬかの重要性を持っている。きみの軍事指導者の選択の重要性を増すために、いまやより多くの指揮官traitが追加された。
  • ビザンチウムの活性化:ビザンチン帝国を念頭において特別にデザインされた新たな一連の決断やイベント。
  • きみの支配者の改善:きみはいまや、新たな自己改善の陰謀(Self-Improvement Ambitions)を通してきみのスキルやtraitを改善させるよう、能動的に目論むことが可能である。

Legacy of Rome開発日記0―戦場の霧を晴らす

今日は水曜日で、今度発売のCrusader Kings IIのDLC、Legacy of Romeにかんするいくつかの質問に答えるときがきたようだね。このミニ・エキスパンションの焦点は、ビザンチン帝国と正教教会になると思う。まず、最初のアナウンスによって生じた混乱を晴らしておこう。それはSword of Islamよりも範囲が限られているから、価格は$5.99になるよ。ぼくは範囲が限られていると言ったけれど、もしきみが、我々が一緒に無料で追加するパッチ(v1.07)にふくまれるすべてのものを含めてくれるなら、おそらくそれはだいたいSoIとv1.06と同じぐらいのサイズになるんじゃないかな。

じゃあ、DLCとパッチ1.07になにが含まれるのか見てみようか・・・

LEGACY OF ROME DLC

  • 側近(Retinue)システム。もしきみがDLCを持っていないのならば、きみには新しいインターフェイスは見えないし、きみは側近を雇うことが出来ない(AIもそうすることが出来ない)。きみの側近の最大規模をコントロールする技術や、それと関連した、普段の徴兵サイズの減少などは、単にこのDLCがなければその効果を発揮しないというだけだよ。
  • 正教の顧問官モデル(Orthodox Councillor models)
  • ビザンチン帝国のための主要な決断(Major Decisions for the Byzantine Empire)
  • ビザンチンのイベント(Byzantine Events)

あぁ、そういえばぼくたちは、今回はDLCにかんして別のやり方を採用しているんだ――もしきみがこのDLCを持っていなければ、AIは新たなメカニズムやイベントの両方とも使用しないよ。それに、今後マルチプレイイヤー・モードでは、どのDLCをアクティブにするかはホストが決定することになるだろうね。

PATCH 1.07

  • 派閥(Faction)システム。既存の多くの陰謀や、普通の叛乱メカニズムを派閥と置き換える。
  • 自己改善の陰謀(Personal Improvement Ambitions)
  • 正教の大司教(Orthodox Patriarch)システム
  • 陰謀(Plot)と野望(Ambition)を同時に持つことが出来る
  • 改良された徴兵の徴用。(きみは単一の大きな徴兵を、それぞれの直接の家臣から徴用する。家臣たちの家臣たち(陪臣)の評価には関係しない)
  • 戦闘における指導者への焦点(Leader Focus)
  • より多くの文化的建造物
  • 改善されたAI
  • バグの修正(もちろんね)

ぼくは今後の開発日記でこれらの特徴すべてについて詳しく話すつもりだよ。でも今のところは、ここまで!

Legacy of Rome開発日記1―派閥

やぁみんな、また会ったね。新しいLegacy of Romeの開発日記の時間だよ!今日は、新しい「派閥(Faction)」システムと、ぼくたちが陰謀(Plot)と野望(Ambition)にかんして加えた変化について話すことにしよう。先週の水曜に言ったように、派閥はパッチ1.07の一部で、みんなが無料で利用できるものだよ。

派閥は、本質的には、陰謀の一種なんだ;派閥には一人の指導者と、多くのメンバーと、そして明確な目的(たとえば、イングランドの王国における王権を低下させるなど)を持っているんだ。とはいえ、いくつかの重要な違いもある:派閥はつねに君主を対象とし、つねにほかの家臣と同じく君主にも知られている。一人の家臣が率いることの出来る派閥は二つだけど、メンバーとしてならほかのどの派閥にも参加できるよ。それらの目的が互いに矛盾しない限りね。もしある派閥の指導者が死んだら、残された派閥のメンバーのうちでもっとも強力な者が自動的に指導者を継ぐのさ。その派閥が十分に強力だと指導者が考えたら、彼は君主に最後通牒を突きつけることが出来る。君主は平和的にその要求に屈服するか、拒否するかを選ぶことが出来る。拒否すれば、派閥のすべてのメンバーが同盟関係で叛乱を起こる内戦を引き起こすけどね。

現在のところ、ぼくたちは以下の派閥を用意している:

  • [称号]における長子相続での継承(かつては陰謀だった)
  • [称号]における年長相続での継承(かつては陰謀だった)
  • [称号]における分割相続での継承(かつては陰謀だった)
  • [称号]における選挙政(Elective Monarchy)(かつては陰謀だった)
  • [称号]における王権を低下させる(かつては陰謀だった)
  • 独立
  • [請求権者]を[称号]に就かせる

最後の二つはとくに面白いよ。なぜならこれらは本当にゲームの力学を変えるからね。AIの家臣たちはもはや独立のために単に宣戦を布告したり、彼ら自身を玉座に据えるために叛乱を起こしたりはしないんだ。代わりに、彼らはそういった思い切った手段に踏み切る前に十分な支持を集めようと模索するようになったんだ。つまり、「独立」派閥のすべてのメンバーは一緒に宣戦を布告するだろうし、戦勝点は彼らの相互の努力によって決定されるというわけだ。もし彼らが幸運なら、戦争が続いているあいだに、ほかの家臣たちも彼らに参加しようと打診するだろうね。ぼくたちはさらにほかの派閥を追加しようと考えているけど、ぼくたちが追加すればするほど、バランスを保ったり、AIにもっとも意味のある派閥を選ばせるようにするのは難しくなっていくだろうね。もちろん派閥は、陰謀のように、完全にMod化可能だよ。

君主として、きみが派閥を支持するために出来ることがいくつかある:きみは、そのメンバーたちがよりきみのことを好きになるようにさせられる(もちろん)、きみはメンバーたちを投獄したり殺したり出来る、そして派閥のメンバーのProvinceにおいて陰謀を企てる(Scheme)ためにきみの密偵長を派遣することが出来る。そうすれば、その家臣が派閥をやめるように脅迫されたり脅されたり、丸め込まれたりといったイベントが引き起こされるだろうね。

家臣として、派閥に参加することは危険だよ。なぜなら君主はきみが不忠な政治活動をおこなうのを快くは思わないだろうからね。もしきみが指導者でなければ、派閥の指導者がそう決定したのであれば、時期に合わない叛乱に巻き込まれてしまうかもしれないね。きみは君主がやめさせようとするのと同じく、ほかの家臣たちをきみの派閥に勧誘することが出来るよ;きみは彼らがきみのことをより好きになるようにさせらるし、もしくは彼らを「説得する」ためにきみの密偵長を送ることも出来るよ。

きみは派閥を開始したり、参加したり、もしくは離脱したりを、いつでも好きなときに、冷却期間やペナルティーなしにおこなうことが出来る;それは本質的には、目的への支持を表明するということなんだ。

以上が派閥についてだよ。パッチ1.07のほかの変化は、インターフェイスにおける陰謀と野望の分離だよ。キャラクターたちはいまや、陰謀と野望を両方持つことが出来るのさ。陰謀は今まで通り、主にIntrigue Viewで管理するわけだけど、野望は、個人的なものなのだし、いまや主にCharacter Viewのみで選択されるんだ;ほかにも追加点はいっぱいあるよ。ぼくたちはきみの基本スキル(DiplomacyやMartialなど)のそれぞれを向上させる野望や、またきみの王朝の退廃を減少させる野望も追加したよ。きみが野望を持っていれば、それに関係したさまざまなイベントが引き起こされる可能性があるよ。

おそらくぼくはこれを言っておくべきだろうな。それはゲームプレイの中核を変更させるわけだし。これらの特徴はみなあらゆるキャラクターが利用可能なのであって、ビザンチン帝国専用のものではないよ。今日はこのくらいかな。来週水曜日のより多くのニュースのため、チャンネルはそのままで!

Legacy of Rome開発日記2ー君主の徴兵と随員

やぁ、調子はどうだい?Legacy of Romeの開発日記がまた来たよ!今日の話題は君主の徴兵と派閥だよ。

パッチ1.07では、きみはきみの直接の家臣から、より少ない回数で、より大きな徴兵を徴集することが出来る(ぼくたちがこれを「君主の徴兵(Liege Levies)」と呼ぶのは、より相応しい呼び方がないからに過ぎない)。これらの徴兵はいまや実際のHoldingの徴兵とは別個に操作されることになる;きみが通常のHoldingの徴兵を得ることが出来るのは、きみ自身の領地からだけなんだ。だから家臣の家臣(陪臣)の評価は、いまやほとんど無関係になった;きみはただきみの直接の家臣の評価にだけ気を付けていればいいんだよ。ほかの利点として、きみがきみの領域に動員をかけたとき、そこらじゅうに小さな少人数の軍隊が現れるということがなくなったということだね。君主の徴兵はほかにも根本的なバランスの欠点を修正しているから、きみはもはや戦争を遂行するためにあらゆる家臣から少人数の軍隊を徴集し続ける必要はなくなったのさ(君主のために割り振られているHoldingの徴兵の一部を活用するためにはそうしていただろう?)。この新たな「君主の徴兵」は、兵士を徴集しても、増強部隊がそれぞれの本拠地には現れないんだ。

以上が君主の徴兵について。さて、随員(Retinues)の概念はきっと『戦国Sengoku』をプレイした人たちにはなじみ深いんじゃないかと思う。基本的に、随員はきみの一族の守護者だ;きみのプロフェッショナルな兵士たちのエリートであり中心なんだ。ゲーム開始時点において、ほとんどの支配者たちは随員を雇うことが出来ない。けれど、彼らの総合的国力(manpower)(彼らの領域の全徴兵に依拠する)や軍事的組織化(Military Organization)(新しい技術)の平均レベルが上昇するにつれて可能になっていくんだ。時間がたつにつれて、随員たちは相応しい常備軍へと変化していくんだ。欠点といえば、きみの随員の定員が増えていくにつれ、きみの通常の徴兵はサイズが縮小していくということだね。とはいえ、技術レベルが最大でも、徴兵はいまだにきみの軍隊の大多数を占め続けることになるだろうね。

雇うことの出来る随員には多くのタイプがあるんだ――それにはいくつかの文化的ヴァリエーションが含まれるよ――といっても彼らはつねに、きみ自身の文化出身の指揮官を戴く500人でひとまとまりの連隊としてやってくる。随員は、傭兵のように、フィールド上で増強されて、きみが最初に彼らを雇ったときには、彼らはたった1人から開始するんだ。ほかのゲーム、たとえばEuropa Universalisなんかとは違って、随員は増員するときしか維持費がかからないんだ。もちろんきみは随員を持っていても宣戦布告することが出来るよ(彼らはつねにマップ上に常備しているからね)。

さて、なんでぼくたちはこのDLCに随員システムを追加することにしたのか?なぜきみはカフェラテとケーキ一切れよりもLegacy of Romeに$6を払うべきなのか?それには多くの理由があるんだ。たとえば以下のように:

  • 随員たちはきみの(陣形の)翼(flank)を配置したり、きみの軍隊のバランスを取ったりするという行為をはるかに戦術的にしてくれる
  • 信頼するに足る常備軍を準備可能な状態にしておくというのは、戦略的に好ましい
  • 彼らは君主の徴兵などと共に、パッチ1.07における総合的な軍事システムにとてもよく馴染んでいる
  • 歴史を見れば、徴兵に依拠した軍隊はだんだんとより専業的な軍隊へと変遷していった

もう一度言うけど、あらゆる随員システムを利用するには、このDLCを持っていなければいけないんだ;もしきみが持っていなければ、新しい随員タブは軍事画面(military view)で灰色に表示されるし、AIも随員を使用することはないよ。とはいえ、もしマルチプレイヤー・ゲームのホストがこのDLCを持っていたら、プレイヤーは全員随員を使用することが出来るんだ。

今日はこのあたりまでかな。来週は、新たな指導者(Leader)traitと、文化的建造物について話そうと思っているよ。じゃあそのときまで!

Legacy of Rome開発日記3ー戦闘のバランス改正

みんな、耳を澄ませるんだ、またLegacy of Romeとパッチ1.07開発日記の時間がやってきたぞ!今回は、ぼくたちが戦闘のバランス改正をするためにおこなったことを明らかにしたいと思う。これらはみな、実質的にはパッチ1.07に含まれている。だから、きみはこれらをDLCを買おうが買うまいが手に入れることが出来るよ。

ちょっとした裏話をきみに披露するなら、ぼくたちはこのゲームの戦闘システムに決して完全に満足することはなかった;戦闘結果はあまりにも数的優位性に依拠しすぎていたし、激戦の場面により多くの兵隊を放り込む以外、きみがそれに影響を及ぼすことはほとんどできなかった。この問題の一部は、単純に相応しいランダム要素を欠いているということにある。これはパッチ1.06で修正されて、より多様化され、明白で、長期にわたり持続する戦闘の戦術を伴うことになった。もう一つの問題は、Holdingの徴兵の構成が大部分はきみに統制不可能ということだ;きみにできるのは、もし戦闘の翼にもっと騎兵(Cavalry)が欲しいと思ったなら、きみ自身のHodlingにおいて騎兵にかんする建物(Cavalry buildings)に焦点を当てることぐらいしかなかった。ぼくたちは、より多くの特有のユニットタイプの建物や、文化固有の建物などを追加することで、この問題に部分的に対処してきた。でももっとも大きな修正は、Legacy of Romeにおける随員(Retinue)システムだよ。最後にぼくたちは、プレイヤーにとっての戦術的関心と、彼らが影響を与えることのできる事柄のなかでもっとも重要なことは、指揮官(commander)の選択と、彼が戦闘において及ぼす効果にかんしてだということに気付いたんだ。パッチ1.06において、ぼくたちは「指導者Trait(Leadership Trait)」という新たなタイプのTraitを加えた。さらにいまぼくたちは以下のものを追加しようとしている:

  • 平地の熟練者(Flat Terrain Expert)
  • 荒地の熟練者(Rough Terrain Expert)
  • 山地の熟練者(Mountain Expert)
  • 砂漠の熟練者(Desert Expert)
  • 聖戦士(Holy Warrior)
  • 不屈(Unyielding)

戦闘翼の指導者を役割に応じて正しく選ぶことは、いまや戦闘の結果にかんする本物の(real)効果をともなった、重要な戦術的選択なんだ。

ほかにもぼくたちは、戦闘の戦術やユニットタイプをもう少しだけ微調整したし、純粋に弓兵だけの戦闘翼がバランスを失わないよう確認したし、騎士たちはほんの少しだけ強すぎないようにしたり、とかいろいろね。あぁ、いまやすべての文化が文化的建造物を持つようになったよ。でもいくつかの文化のものはほかの文化のと同じだけどね。

最後に、本筋からは逸れる話だけど、重要なものに焦点を当てて損耗を避けるよう、軍事AIがかなり進歩しているということにおそらく言及すべきだろうね。

ふーむ。ちょっと短いかな。でも今日はこれだけなんだ。次回:正教(Orthodoxy)

Legacy of Rome開発日記4ー正教

きみも知っての通り、ビザンチン帝国はLegacy of Romeとパッチ1.07のテーマで、帝国と一心同体なのは、もちろん正教の信仰だよね。だから、今日僕が話そうと思っているのは、最初DLCに入れようと計画していたけど、あとからパッチ1.07の無料の部分にしようと決めた要素;つまり独立総主教(Autocephalous Patriarchs)と五大総主教(Pentarchy)についてなんだ。

キリスト教正教とカトリックの主要な違いは、おそらく単一の指導者を欠いているということだと思う(とはいえコンスタンチノープル総主教は一般的に同輩のなかで第一の者だけど)。代わりに、数多くの実質的に自治権を持った総主教たちがいるんだ。とはいえ彼らは正教会のほかの部分とはつながっているんだけどね。これは独立教会(autocephaly)と呼ばれていて、ぼくたちは今回これをこのゲームにおいて、正教の王国の宮廷司祭を、その王国のすべての者の宗教的指導者である総主教(Patriarch)とすることで表現したんだ。彼は自らの司法権が及ぶ限りのあらゆるキャラクターたちの破門や離婚にかんする力を持っているんだ。侵攻(invasion)を認めることが出来るのはコンスタンチノープル総主教(Ecumenical Patriarch)だけだけどね。独立総主教たちは主教(bishop)(寺院のHoldingを支配している)でなければならず、結婚したり称号を相続したりは出来ないんだ。

とはいえ、これで全部じゃないよ;ぼくたちは五大総主教(Pentarchy)と呼ばれるべつのコンセプトも追加したんだ。これらは教会分裂以前(pre-shism)のキリスト教における五大総主教座、つまりローマ、コンスタンチノープル、アレクサンドリア、アンティオキア、イェルサレムの主教のことさ。もしこれらのHoldingのうちの一つに正教の主教がいたら、彼は五大総主教(Pentarch)の一人と見なされ、その伝統的総主教座(traditional see)全体にたいする独立総主教として活動するようになるんだ(そういった領域のうちにある正教の王国は、彼ら自身の総主教を持たないことになるんだ)。それぞれの君臨的な五大総主教は、正教全体の信仰の権威を強化していくんだ。ちなみに、このメカニズムはLegacy of Romeにおけるいくつかの主要な決断に関係してもいるんだ(詳細は次の開発日記でね)。

追加のボーナスとして、ぼくたちはほかの東方キリスト教の形式をもうちょっとだけ面白いものにしているんだよ。いまやコプト正教会やアルメニア使徒教会を含む、合性論(Miaphysite)と呼ばれる宗教があるんだ。ゲーム用語としては、これは正教の別種で、宗教指導者がコンスタンチノープルじゃなくてアレクサンドリアにいるんだ。これはキリスト教正教と同じように、独立総主教と五大総主教と同じメカニズムを持っているんだけど、カトリックや正教から異端とは見なされないよ。単性論(Monophysite)の異端はいまや合性論教会の異端だよ。最後に、ほとんどの正教の異端はいまや正教それ自体と同じように機能するし、ぼくたちはネストリウス派(Nestorian)と単意論(Monothelite)といった異端も追加しているのさ。

元記事では画像に付いていたキャプション(アフリカ人の顔に注目ーこれらは進行中のべつのDLC)

新しい正教の要素を伴った宗教システムは、もちろん完全にMod化可能だよ。だけど叙任権と対立教皇を、五大総主教のメカニズムと組み合わせることは出来ないからね。

今日はこれで終わり。次の開発日記が最後になるかな。Legacy of RomeのDLCに特有の決断やイベントやメカニズムについて話すつもりだよ。

Legacy of Rome開発日記5ーイベントと決断

Legacy of Romeは来週発売になると思う。だからこの開発日記は今回で終わりってことだね。Doomdarkはゲームの開発に忙殺されているから、今週これを書く名誉はぼくのところに降ってきたってわけ。彼が前回言ったように、ぼくたちがこのDLCでビザンツ帝国にたいして追加した、いくつかのユニークな決断やイベント、そしてメカニズムのいくつかを語ることで締めくくりたいと思う。以下の事柄はこのDLCについてであって、無料の1.07パッチについてじゃないってこと、気を付けてね。

ビザンティウムにおける継承はヨーロッパの残りの部分と同じように機能するよ。一つのことを除けばね。皇帝の在位中に生まれた子供たちは、「帝王の血筋(Born in the Purple)」のtraitを得るんだ。これは彼らに、彼らの両親が玉座に着く前に生まれた年長の兄弟たちよりも強い継承の請求権を与えるんだ。もし皇帝であるきみが、きみの在位中に生まれるという幸運に恵まれた洟垂れの弟よりも、天賦の才に恵まれた長男をいまだきみの後継者として望んでいるなら、嬰児殺し(infanticide)しか選択肢がないというわけじゃない。きみの長男に専制君主(Despot)の名誉称号を与えると、彼は「帝王の血筋」traitを得たのと同じ序列になり、年長であるということを考慮すれば、彼が再びきみの後継者になるわけさ。

野心的な皇帝たちは疑いようもなく、帝国の失われた領土を回復させることによって、在りし日のローマの栄光のいくつかを取り戻そうとするだろうね。もし彼ら、または彼らの帝臣たちがある種のProvinceを保持していれば、彼らはローマ帝国を再興する機会を得ることが出来るだろうね。この決断は本質的に、西方世界(the West)は問答無用にビザンツがローマの遺産の真の後継者であることを受け入れなければならないということを意味しているんだ。きみは新たな称号(もちろん、完全に新しい旗もね)を得るし、再興されたローマの支配者はつねに「尊厳者(Augustus)」のtraitを得るけど、これは家臣との関係にわずかながら改善をもたらすんだ。もしきみが望むなら、きみの首都をローマに移すという決断もある。でもこの時代ローマはコンスタンティノープルにほとんど比べようもないから、きっときみがこれを建て直すには大量の金と時間を投入しなければならないだろうね。

もう一つの主要な決断は、もちろん、カトリックと正教会のあいだの教会分裂(the Great Schism)を回復させるというものさ。きみは五大総主教座(Pentarchy:コンスタンチノープル、アンティオキア、イェルサレム、アレクサンドリア、ローマ)をビザンツと正教の支配下に置き再統一させ、大量のPietyを積み上げなければならないだろうね。この決断が取られると、カトリック(Catholicism)は異端になり、ヨーロッパ中のカトリックの支配者たちは、改宗するかどうかを選ばなければならなくなるんだ。何人かは拒否するだろうし、おそらくしばらくのあいだヨーロッパは宗教的不安定にさいなまれるだろうけど、いまやキリスト教世界(Christendom)が一つの教会のもとに統一されるための第一歩が踏み出されたというわけさ。

おそらくきみたちは知っているだろうけど、ビザンツの支配者たちは彼らの囚人を盲目にしたり去勢したりする選択をすることが出来る。これはきみのライバルたちを、公然と処刑することなく、永久に無能力者にしてしまう効果的な方法だよ。きみの玉座を狙っている反抗的な弟がいるだって?もし彼が盲目だったり去勢されていたなら、彼は皇位継承から排除されるし、きみは心配すべき僭称者(pretender)を一人減らせるってわけ。まぁ以降彼がきみのことを好きになると期待すべきではないけどね。

去勢されたライバルはべつとして、宦官(eunuch)はビザンツの帝室において重要な役割を果たしており、時々彼らの一人がきみの注意を惹くほど目立つこともある。この宦官はきみの支配者にものすごく忠誠心があり、特定の分野においてきわめて優れているんだ。ほかの王たちがきみを見捨てたときでも、大抵の場合きみは彼の奉公に頼ることが出来るだろうね。それが熟練した将軍としてなのか、天賦の才を持つ密偵長としてなのかは分からないけど。

きみが見るであろうほかのイベントは、重要な戦いにおいてきみが勝利を収めたときに開催される凱旋パレード(triumph)、首都にいる荒くれ者のヴァリャーグたち(Varangians)、ヒッポドロームの競技会などなどだよ。

最後に、これはかつてローマ人がしたようにヨーロッパを支配しようと常に目論んでいる過剰装備のビザンツ帝国をぼくたちが作ったというわけじゃないというのを強調させてほしい。熟練した熱心はプレイヤーたちは奇跡的な回復を演出し、ローマ帝国の国境線を引き直し、おそらくそれらを以降すべて保持することすらできるだろうね。でもぼくたちは当然ながらゲームのバランスをひっくり返さないように気を付けている。ただそれを言いいたかったんだ。


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Last-modified: 2015-09-01 (火) 00:05:35 (966d)