Crusader Kings II: The Republicが公開、我々の独占インタビューを読もう

Crusader Kings IIへの最新の拡張は中世の商業共和国の艦隊に着手しようとしており、我々がこれまでのところ生き抜いてきた封建領主のゲームプレイ・スタイルとはきわめて異なったものを提示している。交易、富、そして政治的機転を使い、きみは自らの貴族家系(Patrician family)をヴェネチア、ジェノヴァ、ピサ、ハンザ同盟、またはゴトランドの顔役(greatness)へと導いていかなければならないだろう。我々はプロジェクト・リーダーのHenrik Fåhraeusから「詳細をほじくり出す」ために密偵長を送った。以下が情報である。

PC Gamer:封建領主のかわりに都市貴族(patrician)でプレイすることで気付くことになる、大きな違いはなんだろう?

Henrik Fåhraeus、プロジェクト・リーダー:最初に、おそらくグラフィックやインターフェイスの違いに気付くことになるだろうね;つまり新たなGUIのスキン、きみのキャラクターの洋服、そしてトップ・バーの新しい「共和国(Republic)」ボタンとかだね。それから、インターフェイスの変化を探っていくと、きみは自らの「一族の宮殿(Family Palace)」を見つけるだろう。これは城や都市とまさに同じように、きみが建物のアップグレードをすることの出来る、特別なHoldingなんだ。あとは、マップ上のあらゆる沿岸Provinceに交易所(trade post)を建てることも出来るよ。これはまたべつの新しいHoldingのタイプで、きみとそのProvinceの持ち主により多くの収入をもたらしてくれて、もしアップグレードされたら、ほかの特典もついて来る。共和国人でのゲームは、玉座と王朝間同盟のゲームではなく、交易と金のゲームなんだ。強力な商業共和国たちがヨーロッパの海岸を交易所と都市で支配する道を探しているんだ。

共和国は地図上で自己防衛する国として存在し、実在の国家のように領土を占領するのかな?

HF:そうだね。実際、プレイヤーも気付いていると思うけど、共和国はすでに存在しているしね。たとえば、ヴェニス、ジェノバ、そしてピサは現在のところ共和国だけど、プレイ不可能だ。パッチ1.09では、彼らに特別なメカニズムがより具体化されるよ。交易所、都市貴族家系(Patrician families)、新たな開戦理由、などなど。この新たな拡張――"Crusader Kings II: The Republic"――は彼らをプレイ可能にするんだ(そして固有の洋服などのように、いくつかの新たなグラフィックも追加するよ)。

宗教と開戦理由は共和国にたいしてどのように機能するのかな?

HF:共和国にかんする宗教のメカニズムに変化はないよ。でも都市貴族たちはいくつかの追加の開戦理由を使用することが出来る:彼らは競争相手から交易所を奪うことが出来るし、彼らはいかなる者からも、交易所を支援するという名目で沿岸の都市を奪うことが出来るし、彼らがすでにそこに都市を持っていれば、その沿岸Province全体を得ることが出来る。共和国はまた新たな、禁輸措置(Embargo)開戦理由を被ることもあるよ。これは外部の勢力によって、彼らの交易所をほんのわずかな金と引き換えに破壊するよう、彼らに対して使用されるもので、財産没収を表しているんだ。

既存のゲームにおける選挙制の継承法のように、あなたの王朝が権力から「落選する」可能性はある?それを防ぐにはどうすればいいのかな?

HF:実際にそういうことは起こり得るね。ただほど高いものはないってね。総督たち(Doges)は終身支配をするかもしれない。でも彼らが死んだら選挙があって、次の総督は五つの大きな都市貴族家系から選ばれるんだ;ルッケーゼ家、ボナンノ家、ガンビーノ家…いや、待て待て…つまり、意味は分かるだろ。新たな総督は普通、最年長で、もっとも威信のある家系の長がなる。でもプレイヤーたちは彼らの「選挙活動基金」に資金を投入することでそのチャンスを増大させることが出来る(賄賂とかそんな感じだ)。とはいえ、選挙に負けてもゲーム・オーバーではない;きみは普通にプレイを続けて、いかにして共和国の支配を奪還するかを計画するんだ。実際、数多くの何期にもわたって総督の地位を支配し続けるのはきわめて難しいことだと思うよ。

封建の分野には不可能で、共和国に特有なことってのはあるのかな?彼らが出来ないことは?

HF:むしろかなり大きな違いがあるよ。共和国人のゲーム・プレイは城や領土拡張よりも、都市や金の蓄積に中心を置いているしね。共和国は沿岸Provinceに交易所を建てることが出来て、これは彼らのために相当の収入を生み出してくれるだろう(またその土地の伯爵にも幾ばくかの促進を与えてくれる)。
共和国は、もちろん、通常の征服を通じて拡張することも出来るし、婚姻を通じて封建領主たちとの同盟を得ることも出来るよ。でも二つのタイプの領域を継承することはブロックされているんだ。たとえば、もしきみが女伯爵と結婚したら、きみの長男はきみのあとを継いで都市貴族(Patrician)になるだろう。でもきみの次男はきみの妻からの伯爵領を継承することが出来る、といった具合さ。

共和国はその家臣たちとどう付き合っていくのかな?共和国が封建領土を征服したらどうなるのかな?

HF:実質的な違いはないよ。共和国が封建領主の家臣になることが出来るのと同じように、彼らも共和国人の封臣になり得るんだ。とはいえ、五大都市貴族家系は共和国内部できわめて特別な役割をはたしており、交易でしのぎを削り、総督に選挙されようと画策しているんだ。

新たな交易のメカニズムは共和国に特有のものなのか、もしくは誰でもそれを利用することが出来るのかな?

HF:この新たな交易のメカニズムはかなり共和国に特有のものだね。共和国のみが交易所を所有したり建てたり出来るんだ。とはいえ、封建領主もそれらの存在から利益を得ることも出来るんだよ。だってそれらは同一のProvinceにあるあらゆる都市の富を増大させるんだからね。封建領主(と、もちろんライバルの共和国)は、共和国に対して禁輸措置を取ることが出来る。目先の金銭的利益のために(もしそれが異教徒の共和国であれば、Pietyも)、その交易所を破壊してね。

たとえば、ハンザ同盟のように、デンマーク王国と並行的に存在しているようなものについてはどうしているのかな?彼らは家臣と見なされているの?彼らは重複する領土の封建領主とはどう付き合っているのかな?

HF:ハンザ同盟は神聖ローマ帝国の家臣の共和国として設計されているよ。それは数多くの都市で出来ており、そのうちのいくつかは通常の封建的伯爵領内部に存在しているけれど、少なくともそのうちのひとつは伯爵領の首都だよ(通常それはLübeckになる)。こうやって共和国は広まっていく傾向にあるんだ;彼らは小さな都市を取っていき、交易所を建て、彼らが伯爵領全体を征服しようと頭を悩ませるのは、新たな交易所の建設費を下げるためにそうするのが適しているか必要とされるときのみなんだ。ちなみに、ハンザ同盟は1066年には存在していないけど、特別なイベントを通じて登場することになるだろうね。

交易を支配することによって得る利益はなんだろうか、そしていかにして交易路を守ればいいだろうか?最終的に海戦を見ることは出来るの?

HF:交易所は通常のHolding(都市、城、そして寺院)とだいたい同じだよ。でもそれはきみ自身のじゃなくても、いかなる沿岸Provinceにも建てることが出来る(でもきみの領域から離れるほど費用は高くなるけどね)。ひとつのProvinceごとにひとつの交易所のみ存在が可能だよ。交易圏(連結された交易所と支配下にある海域のエリア)が大きくなるほど、多くの金を産出する。だからきみは交易所の連結を維持しようとしたいだろうし、海域周辺の大部分の港に交易所を持ちたいだろう。もし誰かがきみの交易所を奪うか破壊するかしようとするなら、彼らは普通きみにたいする戦争にまず勝利しなければならない――でも同じ共和国内部の都市貴族たちはお互いの交易所を奪うための陰謀を企てることも出来るよ。きみは自分の交易所をさまざまな建造物でアップグレードすることが出来る(これもほかのHoldingと同じだね)。たとえば、ある建造物はきみの私兵団(Retinue)の最大数を増大させたりする。海戦は含まれていないんだ;我々は現時点でも、それはCrusader Kings IIにちょっと相応しくないのではないかと感じているんだ。

新たな共和国を開始するためのメカニズムは存在するのかな?共和国は「De Jure」のHoldingとかそういったものを持てるのかな?

HF:封建領主たちが共和国人スタイルのゲーム・プレイに変更することは出来ない。でも彼らは家臣の市長に沿岸のProvinceの伯爵領か公爵領を与えることによって、正当な家臣の商業共和国を作ることが出来るよ。共和国もほかのみんなと同じように「De Jure」のヒエラルキーを持っている。これを使えば、彼らも古き良き手段によって拡張することが出来るのさ…

総督になることで得られる利点は何かな?それはきみにほかの都市貴族の家系以上の権力を与えてくれるのかな?

HF:総督であるということは莫大な利点だよ。なぜならきみは共和国内の、徴兵や税といった、あらゆる財産にかんする支配権を得るのだからね。もちろん、トップ・レベルの外交政策について命令することも出来るようになるよ…

この拡張はCrusader Kings IIの残りの空白部分のひとつ――世紀の偉大なる商業共和国――を埋めるものになる。きみはいまや最も高貴なるヴェネチア共和国(Most Serene Republic of Venice)を、もしくはほかのプレイ可能な共和国のひとつ(でもなんでそんなことをするの?こんなにも栄光ある名前があるのに?最モ高貴ナルモノヨ強大ナレ!(Forza la Serenissima!))を列強へと押し上げることが出来る。共和国の改良は我々プレイヤーによってもっともリクエストされた要素のひとつであり、きわめて自然な進化である。たとえきみがこのDLCを買わなくても、きみはコンピューターに支配された、改善された共和国と、彼らの交易帝国と付き合うことは可能だろう。そしてぼくたちがこんなにも良いヤツなので、無料パッチ(1.09)はほかの大量のすばらしい要素を含むことだろう(そのうちのいくつかはすでにみんなが実際に頼んでいるものだろう)。

以上の情報、HenrikとParadoxクルーに感謝する。The Republicは2013年の第一四半期にリリース予定。追加情報のため、Crusader Kings II公式サイトに眼を注いでおくように。

Crusader Kings II: The Republicー開発日記1:五大ファミリー

さてみんな、もうすぐクリスマスだね。ある人たちによれば、世界の終わりみたいだけど。

でも世界が1月14日まで存続するのだったら、
ぼくはこのCrusader Kings IIの新たな拡張にかんする開発日記を書き始めてもいいかな;それはぼくたちがThe Republicと呼ぶ小さなものだよ。

この拡張は強大な商業共和国をプレイ可能にする;ヴェネチア、ジェノヴァ、ピサ、ゴトランド、そしてハンザ同盟。ノヴゴロドは、フィレンツェは、コルドバはどうなったのって?ブリュージュと「四人組(Vier Leden)」は?小さなイタリアの共和国は?簡潔に答えれば、それらは実際条件に満たないんだ。それらのいくつかは本質的には実のところ商業的でないし、いくつかは多かれ少なかれ君主の家系に支配されているし、ほかのものは内陸だし、残りは余りにも弱小すぎる。代わりに、僕たちはビッグ・ファイブに焦点を当てることにしたんだ(とはいえゲーム中に新しいものが登場することは出来るよ)。

さて、ぼくたちはCrusader Kings IIを独特なものにしている、王朝(Dynasty)を基盤としたゲーム・プレイに干渉しようとは思わなかった。だからさまざまに異なった商家からなる一連の総督たち(Doges)をプレイする(Europa Universalis IIIみたいな)というのではなくて、きみはあるひとつの家系(family)の長――都市貴族(Patrician)――になるんだ。分かりやすくするために、商業共和国は(ニューヨークみたいに)、五大ファミリーによって運営されていて、彼らはゴッドファーザーになるためにしのぎを削っているんだ――つまり、総督のことだよ。これはゲーム内における選挙制王国の仕組みとかなり似ているね;もしきみが選挙に負けても、きみはプレイを続けることが出来る。とはいえもはや共和国全体を支配することは出来ないけどね。

都市貴族(Patrician)たちは一族の宮殿(Family Palace)と呼ばれる特別な土地Holdingを持っていて、これはマップ上には存在しないけれど、正しい支配者がいない場合にも、彼らに割の良い徴兵と税収を与えてくれるんだ。実際、プレイヤーたちは総督の地位を何期にもわたって保持できると期待しない方が良いよ(この詳細については後の開発日記で)。一族の宮殿は通常のHolding(城、都市、寺院)と同じよるにアップグレード出来るんだけど、これをなにかひとつの物理的な建造物として理解すべきじゃないよ;むしろ、これは一族によって支配されているさまざまな財産を表現しているんだ。だから、これは占領され得ないし、もしくはきみの敵によって妨害されることもないんだ。

都市貴族たちはブルジョワ的背景を持っており、正当な貴族社会の一員ではないけれど、彼らはそれでもなお、ヨーロッパにおける中世政治の重要なプレイヤーなんだ。だから、彼らは封建領主たちと同じように、婚姻によって同盟を結ぶことが出来るんだ。とはいえ、彼らは母系結婚をすることは出来ないし、貴族社会にたいするいかなる結婚の申し込みも、相応しい持参金を持っていかなければならないし、これはかなり法外な値段になるだろうね。さらに、こういった夫婦のあいだに生まれた子供は都市貴族のHodlingと封建領土の両方を継承することは出来ないんだ。ある子供が君主になって、ほかの子供が都市貴族を継ぐといったことが傾向として起こり得るだろうね(とはいえ都市貴族は男系年長者相続(Agnatic Seniority succession)に限られるので、年取った血縁者が次の都市貴族になるというのがより起こり得ることだと思う)。

それでは、都市貴族でのプレイを封建領主のプレイから本当に区別するものはなんだろうか?それは次回の主題だよ!じゃあそのときまで、きみたちに

メリー・クリスマス!

そして以下はCrusader Kings II: The RepublicのVideo開発日記だよ
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Ohjqt0q7m3s

Crusader Kings II: The Republicー開発日記2:戦争と交易

みんな楽しいクリスマスを過ごせたんじゃないかな!約束した通りに、今週の開発日記では、ぼくは通常の封建領主と、商業共和国の都市貴族(Patrician)のあいだのゲームプレイの違いについて話すつもりだよ。さて、それらは商業共和国と呼ばれているんだから、きみはそれらが交易することを期待しているんじゃないかと思うけれど、まさにそれこそ共和国がすることなんだ。

都市貴族たちは沿岸の伯爵領(county)に、交易所(Trade Post)と呼ばれる特別なタイプのHoldingを建てることが出来るんだ。交易所には要塞レベル(fort level)と小規模な守備隊(small garrison)はあるけれど、徴兵(levy)を提供することはないんだ。それらは通常のHoldingのように建造物でアップグレードすることが出来るよ。とはいえもっとも重要なのは、それらが建てられた伯爵領の合計の税収(tax value)に基づいた、かなりの収入をもたらすってことだ。それらはその伯爵領のなかのすべての都市にわずかながら収入の増進を提供したりもするよ。交易所は交易圏(Trade Zone)を形成するために、相互にリンクすることが出来るんだ。交易圏というのは単純に、つなげられた交易所の(陸上と海上の)地域のことだよ。交易圏が大きくなればなるほど、収入のボーナスも大きくなるんだ(小さくなればボーナスも戻っちゃうけどね)。

じゃあ、問題点はなんだろうか?そうだねぇ、交易所は伯爵領ごとにひとつしか存在できないから、結局のところライバルの共和国やライバルの都市貴族たちとの、それらの支配をめぐる苦い抗争のお膳立てがされているんだ。交易所を乗っ取ったり破壊したりするにはいくつかの方法が存在するよ:

  • きみはライバルの都市貴族から彼らの交易所を乗っ取るために陰謀(plot)を仕掛けることが出来る
  • きみはライバルの都市貴族とほかの共和国の両方にたいして、単純に交易所を奪うために宣戦を布告することが出来る
  • 封建領主として、きみは共和国に禁輸措置戦争(Embargo War)を宣戦することが出来る。もし成功したら、きみの領域にある彼らの交易所はすべて破壊され、きみはそこから大量の金を手に入れる(もし彼らが異教徒であれば、Pietyも手に入れる。)
  • 総督(Doge)として、きみは封建領主に相応しい額の金を払うことによって、ライバルの共和国にたいする禁輸措置戦争の宣戦を頼むことが出来る。もし彼/彼女が同意すれば、きみはその戦争に同盟軍として参加することが出来、そしてもしきみが負けたら、きみが戦争の賠償金を払わなければならない。

禁輸措置がなされた共和国は、禁輸措置をおこなった者が生きているあいだ、新たな交易所を建てることが出来ないんだ。また、共和国同士がお互いの領域のうちに交易所を建てることは出来ないんだ。

べつの問題点もあるよ:伯爵領がきみの領域(通常のHolding)から離れるほど、そこに交易所を建てるのは高額になってしまうんだ。だから、共和国は戦略的に位置する沿岸の伯爵領を支配する、商業的且つ政治的なものを確立する必要があるんだ。幸運なことに、商業共和国は通常の聖戦(Holy War)などの開戦理由に加えて、特別な開戦理由を利用することが出来るんだ。彼らは沿岸の都市を奪うために宣戦を布告することが出来るし、その後彼らはその伯爵領全体を奪うための第二次宣戦を布告することが出来るんだ(彼らはそこに都市を持っているわけだからね)。とはいえ、これは彼らの交易範囲を拡張するために必要なことではないんだけどね。

以上のことすべての正味の影響は、交易所は莫大な金をもうけさせてくれるけれども、失うのも簡単だし、激しい競争にさらされるってことだね。とはいえ、商業共和国は同程度の領域の封建領主たちよりはるかに裕福だし、彼らは傭兵を大量に使用することを厭わないんだ(ちなみに、一般的AIはいまやより傭兵を使う傾向にあるので、ぼくたちはさらなる傭兵も追加したよ。)

今回はここまで。ぼくは今回のことに答えるために常駐しないんだ。だってぼくはまだ休暇中だからね…というわけで、きみたちも

良き新年を迎えますように!

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Ohjqt0q7m3s

Crusader Kings II: The Republicー開発日記3:政府

さて、新年になって、The Republic―Crusader Kings IIの次のDLC―のための新しい開発日記の時間がやってきたね!今回は、共和国人の政府の複雑さについて話すことにしようか。共和国は―少なくともイタリアのものは―元老院(the senate)によって選出される終身の総督(Doge)に支配されているんだ。元老院はゲーム中に直接表現されていないけれど、それぞれの都市貴族(Patrician)は、彼(そう、つねに彼じゃなきゃいけないんだー共和国は王国ほど性の平等がないんだ)がどれほど元老院議員から好かれていて尊敬されているかを示す「尊敬(Respect)」値を持っているんだ。尊敬は大抵年齢とともにやってくるから、年取った―そして願わくは賢明な―都市貴族が確かなアドバンテージを持っているんだけど、Prestigeもかなりの助けになるよ。これらの要素は知ることが出来るし、予測可能であるけれども、「選挙資金(Campaign Fund)」と呼ばれる隠された変数も存在するんだ。これはその一家(Family)が次の選挙運動にどれほどのお金を貯めているかを表すんだ。これは賄賂や強力な武装や、古き良き恐喝といったようなものを含んでいるんだ。プレイヤーたちは現在支配中の総督が死ぬまで、選挙資金にお金を入金したりそこから出金することが出来る。誰が選挙に勝とうとも、そのときに選挙資金は全部使い果たされるんだ。もちろん「有力後継者候補(expected sucessor)」はいるけれども、偶然の要素だってあるのさ。

もしきみが総督だったのに次の選挙に負けても、混乱する必要はないよ;これはきわめて普通のことで、たびたび予測されることなんだ。結局、きみの後継者がほかの一家の家長ほど多くのPrestigeを持っていることはほとんどないだろうしね。しかしながら、きみの「既定の」後継者が男系女系長子相続制(Agnatic-Cognatic Primogeniture)によって選ばれる封建選挙制の領域と違って、商業共和国では、それは男系年長者相続制(Agnatic Seniority)によってなされるんだ。だからきみは商業共和国で女性をプレイすることは出来ないんだ;代わりに、きみは多くの気難しい年老いた男性をプレイすることになりがちだろうね…でも巧みな抜け道も存在するよ。きみはいろいろな意味において「同族会社(family firm)」の長なのだから、きみはきみの後継者を指名して、彼に特別な名誉称号を与えることによって、一族の好きな男性メンバーを選ぶことが出来る。とはいえ、きみの選択には慎重にならないとね;取り消しは出来ないんだから。ほかにも、子供は総督に選出されないし、若者が選挙に勝つにはかなり大変なことになるだろうね。

「同族会社」について言えば、都市貴族たちは―もちろん彼らは封建領主たちに比べれば多くのお金を稼ぐ傾向にあるけれど―彼らの一族全員を食べさせていかないとだめなんだ。きみの王朝(Dynasty)のすべての成人男性のメンバーはきみが稼いだお金全体の一部を得ることになる;きみとの関係が近いほど、分け前は大きくなるんだ。もしきみの王朝が大きければ、この支出はかなりのものになるだろうね。だから、きみは一家のあらゆる男性を結婚させるのにちょっと気を配ろうと思うんじゃないかな。もちろん、彼らを殺すというのもいいだろう、でももしきみが彼らの後継者であっても、きみは彼らの財産すべてを相続することは出来ないよ。これは興味深い力学を生み出しているんだ。きみは選出すべき未来の後継者の健全な人数を確保するために、きみの王朝を十分大きいままにしておきたいけれど、きみの収入を損なわせるほどには大きくしたくないと思うよね。またこれは、後継者にもっとも技術に優れた者を選ぶより、お金持ちの者を選ぶ方が役立つ場合もあるってことを意味しているんだ。

ぼくはこの開発日記を、商業共和国のいくつかの職位(job title)と名誉称号(honorary title)について述べることで締めくくろうと思っているんだ:都市貴族たちは支配的な評議会(Council)での立場を期待するし、もし総督がほかのより有能なものを選んでしまったなら、総督を嫌いになるだろう。これは、Prestigeだけが関係しているんじゃなくて、その立場から得られる給料のせいでもあるんだ。商業共和国の給料は封建制の領域の給料よりも高いからね。最後に、商業共和国は、フレーバーとして、それぞれに異なった名誉称号一覧を持っているよ(もちろん、「指名を受けた後継者(Designated Heir)」のやつ以外にね)。

今回はこれまで。来週のエントリーは、新しいイベントと決断、そしてまたパッチ1.09にかんするいくつかのことについてだよ!

Crusader Kings II: The Republicー開発日記4:イベントと決断

これがThe Republicの最後の開発日記だよ。そして前回Doomdarkが言ったように、今回はイベントと決断についてちょっと話すことにしようかね。

きみは共和国のなかでほかの四つの都市貴族(Patrician)の一族と競合するのだから、ぼくたちはもっと面白くするために血の報復(vendetta)イベントを導入しようとしているんだ。もしきみがほかの一族の長のだれかと悪い関係だったら、これがファミリー間の抗争を開始するイベントの引き金になり得るんだ。この抗争はひとり歩きし始めて、何世代も続くようになるんだ。もしきみの一族のメンバーが長年続く抗争を引き起こしたものがなんだったのか思い出すことが出来なかったとしても、それでも彼らはあのモロシーニの犬どもを信頼することなんて出来ないってことは知っているんだ――まぁ、向こうも同じことを感じているだろうけどね!

もちろん、この抗争を終わらせるための方法はいっぱいあるし、必ずしもこのライバルの一族のひとつを完全に根絶やしにする必要があるわけじゃない。ロミオとジュリエットにインスパイアされた連鎖イベントを含むいくつかのイベントには、両家が矛を収めることに合意している限り平和的にこの血の報復を終了させるという選択肢があるよ。

交易所(Trade Post)の導入に伴って、ぼくたちは二つの新しい決断を追加したよ。都市貴族として、きみはライバルの一族からいくつかの交易所をきみに授与するよう総督(Doge)に嘆願することが出来る――でもこれはその一族が、所有する交易所の数できみを完全に追い抜いている場合だけだけどね。同様に、もしきみが総督であれば、きみはライバルの一族の財産を簒奪しようと試みることが出来るよ(もちろん、共和国の利益のためにね)。でももしきみがこれを成功したら、多くの人の逆鱗に触れることになるだろうけどね。

都市貴族の一族の長として、きみの王朝の男性のメンバーが誰と結婚するかということにかんして、きみは封建領主が持っていたものよりもいくらか弱い支配力しか持っていない。新しいイベントによって彼らは、酒場の売女から裕福な商人の娘まで、さまざまな人と結婚することが出来るだろう。最後に、雰囲気を加える要素として、ぼくたちは都市貴族の一族用に、いくつかの新しいランダムな交易イベントを作っているよ。これらのイベントは一般的に彼らの新進気鋭の交易帝国にかんするもので、いくつかは良いイベントだけど、ほかのものは余りそうじゃないね。

The Republicにかんしては以上の通りだよ。きみたちの多くはおそらくパッチ1.09に興味があるんじゃないかな。だから以下はハイライトだよ:

  • 末子相続制(Ultimogeniture Succession):もっとも若い子供が後を継ぐ
  • タニストリー(Tanistry):封建選挙制の一種で、選挙人たちはきみの王朝のメンバーを誰か選出する。しかし遠い血縁を選出する傾向にあり、年長の請求権者が好まれる。
  • 独立授与(Grant Independence)の外交オプション
  • きみの領域内の名称を自動的に文化に応じて修正。つまりSmyrnaはもしトルコ人に支配されたら自動的にIzmirになる、など。
  • 1241年のBookmarkを追加――「モンゴル人(The Mongols)」
  • 支配年数による評価修正要素はいまや、そのキャラクターが誰にとってどれほど長いあいだ君主であったかに依拠するのであって、どれほど長い間彼の第一称号を保持しているかには依拠しない。
  • あらゆる傭兵の連隊はいまや、時間とともに最大のサイズにまで大きくなる。
  • より多くの傭兵団を追加:フィン人、ラップ人、アビシニア人、ヌビア人、リトアニア人、スコットランド人、アイルランド人、そしてアラン人

完全なパッチのメモはすぐにほかのスレッドに投稿するつもりだよ。

Crusader Kings II: The Republicー「検死報告」考察

The Republicが数週間前に出て、その反応が素晴らしく肯定的なのをぼくたちは嬉しく思っているよ。知ってのとおり、次の拡張のアナウンスが差し迫っているから、The Republicの一連は短い「検死報告(Post Mortem)」の議論で締めくくるのがちょうどいいと思ったんだ(もちろんぼくは「産後報告」と呼ぶ方が良いと思っているんだけどね)。

ぼくたちがオリジナルのCrusader Kingsを作ったときのことを振り返ると、ぼくたちは共和国をどうにかしてプレイ可能にしたいと思っていたんだ。でも時間もなければ、ゲームの残りの部分に合うようなデザインもなかったんだ。Crusader Kings IIがやってくると、ぼくたちは、ふたたび、核となるゲームプレイに関心を払い、オリジナル・ゲームを再生させようとしたので、共和国プレイは、デザイナーの頭のなかのぼんやりした考えであり続けたんだ。とはいえ、ぼくたちが更なる拡張を計画しようと机に着いたとき、共和国は明白な選択肢のひとつだったんだ(イスラーム、ビザンツ帝国などと同じくね)。

最初に、ぼくたちはきみの王朝の重要性を完全に取り除くことを話し合って、その出自がどうであろうと、総督の後継者としてプレイすることが出来るようにしたんだ。そうするときみが国をプレイするとき、よりEuropa Universalisに沿ったゲームプレイが要求されるんだ。このアプローチの主な心配事は、これがCK IIのもっとも楽しく、独特な側面のひとつ――つまり、王朝を建設すること――を消し去ってしまわないかということである。よって、ぼくたちは「五大ファミリー」のコンセプトと、実質的な「一族の宮殿」のholdingを決定したんだ。ぼくはこのデザイン決定にとても満足している。というのも、これは新しくて異なったものを提示しながら、王朝に依拠したゲームプレイを保持しているのだからね。

The Republicにおけるほかの主要な進歩は、もちろん交易所のシステムだね。基本的なアイディアは長い間オフィスに浸透していて、同様の、でももっと進歩したものがEuropa Universalis IVに提案されたんだ(とはいえそれは最終的に却下されたんだけど)。最初に、ぼくたちはいくつかの異なった交易物品が存在して、あらゆる伯爵領(海岸以外にもね)に交易所を作ることを考えたんだ。でもこれは、ぼくたちに残された時間を考えると野心的に過ぎた。それに、これはハンザ同盟や、あり得るノヴゴロド共和国にはちょうど良くても、偉大なるイタリアの諸都市国家には全然相応しくなかった。最終的な結果はよりよくなったんじゃないかと、信じているよ。単純だし、時代に合っているしね。

ぼくたちが苦しんだもうひとつの要素は海戦だよ。これは巨大な問題だし、ぼくたちは基本的にこの問題にかんして死ぬほど議論してきた。もちろんこれぐらいの時代にもいくつかの重要な海戦は存在している。でも、この時代すべてにおいて戦略的重要性をもった会戦は、ジェノバとピサのあいだのメローリアの海戦と、スロイスの海戦ぐらいじゃないかと思われる。他方で、急襲や侵略を防ごうとする多くの努力は惨めに失敗した。よって、CK IIにおける海戦は、もし追加されることがあったとしても、オール・オア・ナッシングのような一大事にはならず、むしろきわめて限られた因果関係の、小競り合いのようなものになるだろうね。実装するにはまだかなり多くの仕事が必要とされるだろうね。評決を終わらせる:価値はないかもね。

今回はこのぐらいだね。きみがこの拡張を楽しんでくれて、次の情報を心待ちにしてくれることを願うよ。

追伸
バグ発見と、ゲームバランス調整、そしてあらゆる不明瞭な都市貴族の一族の家系図の調査を手伝ってくれたぼくたちのベータ・テスターたちに甚大な感謝を伝えるよ!


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Last-modified: 2015-09-01 (火) 00:00:42 (780d)