[[AAR/JOHN ~KING OF ENGLAND~]]

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西暦1220年の6月のこと。1人の英雄が世を去りました。

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フランス王フィリップ2世、54歳。
この世界線では「軽率王」と不名誉なニックネームをつけられましたが、彼が国土回復のためにどれほど我が身を削って尽力してきたかフランスの貴族なら誰もが知っています。
武人で直情的なイングランドのリチャード王とは異なり、冷徹な陰謀家というイメージが強い人物でしたが、フランスを愛する気持ちは誰にも負けてはいませんでした。
ご冥福をお祈りいたします。

そして・・・

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あなたはいつ天寿を全うされるのでしょうかね・・・?

&ref(リチャードアイコン.jpg,); 私はまだまだ生きるぞ

&ref(ジョンア.jpg,); はよ死ねや


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1222年になりました。リチャード王は近頃足腰が弱くなってきた(infirmがついた)ものの、まだまだ健在です。
今日も意気軒高に自分にたてついた反乱者の鎮圧を行っています。

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 リチャード「わしにかなうわけがないだろ」


ジョンはひたすら雌伏の日々を過ごしていました。
といっても、ウェールズ南部を獲得し急激な拡張を行ったことで、やらなければならない内政がたまっていたという面もありますが・・。

ジョンの治世を大いに支えたのは宰相のヘンリーでした。
彼は事実上のジョンを支持する派閥を形成し、派閥の会合にてジョンの素晴らしさを他の諸侯に熱く語りました。

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&ref(ジョンア.jpg,); ジョン大公は男の中の男である(ヘンリー宰相談)

このような忠臣たちの働きが少しずつ実を結んでいきました。

そして・・・

1225年の初め。遂にそのときが訪れたのです。

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 リチャード王の死


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「リチャード王死す」
この知らせはイングランド中に大きな衝撃となって伝わりました。
兄の死を聞いたジョンは一言「そうか」と言うのみで、沈黙をつらぬきました。
リチャードの息子新王アダムはお世辞にも名君と呼べる器ではありません。

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 アダム王

リチャードの時に力によって無理やり押さえつけられていた諸侯の不満が今にも爆発しそうな情勢でした。
ジョンにとってはイングランド王位を手に入れるまさに千歳一遇の好機でした。
しかしながら、こんな大切なときにジョンは国内にはいませんでした。
どこにいたかというと・・・

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十字軍に参加していたのです。

「もう俗世の争いには疲れた。今は神にひたすら仕えるのみだ。」
欲望渦巻くイングランドとは遠く離れた異教徒との戦場にて、ジョンはそう呟いていました。
ああ、なんということでしょうか。年を取るにつれてジョンの野心も風化していったのです。
今やジョンはイングランド王位などどうでもよく、その胸中は1人の十字軍戦士として戦場に在ることへの喜びで占められていました。

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 Crusaderジョン

領地の留守はヘンリー宰相に任せ、ジョンはひたすら戦場を駆け巡りました。

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 ヘンリー宰相が配下諸侯をよくまとめてくれていて安心だ。


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ジョンの軍は遂に異教徒の軍を破り、敵城塞を包囲することに成功しました。

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そんなジョンの元にヘンリー宰相より緊急の知らせが届きます。

「遂にアダム王に対する反乱軍が蜂起しました。至急お戻りください。」


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数十年前の「イングランド大乱」に匹敵する規模の内乱が始まろうとしていました。

この時、敵主力の到着により十字軍の戦況も思わしくありませんでした。

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 圧倒的数の敵軍

一度国元に兵を引いて態勢を立て直そう。ジョンはそう判断し、帰国の途につくことを決意します。

ところが、帰りの船が出発しようというまさにそのときでした。

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1227年7月8日。コンウォール大公ジョン、病により死す。享年60。

ジョンの物語が終わりを迎えました。



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結局ジョンはイングランド王になることはできませんでした。
しかし、決して不幸ではなかったでしょう。
ジョンは史実のように嘲笑されるということはなく、逆に多くの人々から敬愛されたからです。
そしてなによりも・・・
そしてなによりもジョンは幸せでした。
なぜなら・・・


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 イングランド共和国爆誕・・・

長きにわたる内乱の果てにプランタジネット家のイングランドが崩壊し、どこの馬の骨とも知れぬ商人風情に王位を簒奪されるのを見ずにすんだのですから・・。
ここからジョンの子孫たちによるイングランド奪還の新たな物語が始まるのですが、それはまた別の話。

#br
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 偉大なるジョン敬虔公の肖像

ジョンは懸命に時代を生き抜いたのです!



&ref(ジョンア.jpg,); 最終回っぽいけど、次回その後のプランタジネット家とイングランドを1453年までダイジェストに触れて本当の終わりとするからな!

TIME:"2016-01-27 (水) 19:37:51"

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